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2005年8月17日
永井一正が描き出す線描に触れると、感覚の奥底を透明な針で縫われたような気持ちになる。あらゆる技巧を回避した線描はすんなりと心の深部を刺す。そんな永井一正の線が何千、何万と、銅板のうえで発酵を始めた。僕らはもはや息を止めてこの現象を見つめるしかない。(原研哉)